ヱヴァンゲリヲン新劇場版を見てきた

エヴァキチとしては是が非でも見に行きたい。でも家でやらなければいけない仕事がある。もう社会人なんだしガマンガマン…と思っていたのですが、やはりどうにも気になって仕事にならない。もはや見に行くことにして、それまでの限られた時間で集中して仕事した方が効率的なのではないかという言い訳を思いつき決行となりました。
 …まぁ結局、行くまでの間にエヴァ系のサイト(こことか)を巡り始めたりして、仕事にはなりませんでした。はい、馬鹿です。
■以下、蝶ネタばれ。映画見た人以外は閲覧しないでください。見るなら自己責任で。

























(ネタばれ開始)

全体的な感想

 やはり尺が短くなった分、間が詰まっている感は否めません。(元は24分×6話=144分なので、5/6 にされてます) 具体的に削られたのはシンジがウジウジと悩んでいる“無駄な時間”が多数、代わりにウジウジ独り言が多数追加されてましたね。でも独り言ができるということは現状への不満があり解決したいと考えているわけで、完全受動のTVアニメ版、ひねくれつつも流される漫画版と比べて、(マシというレベルですが)ポジティブに描かれていると感じました。最後のヤシマ作戦で自らライフルに這うシーンと併せて、これが新ver. のシンジなのかな、と。 …でもこのウジウジがエヴァらしさの 1 つなので、それが薄れた今回の映画で“普通のロボアニメ”になるのではと多少心配ではあります。
 まぁ次回も見よう、という気にはなっています。

TV版との比較感想

 いろんなところが削られていますが「シンジ家出 → 駅のホームでミサトに迎えに来られて戻る」のシーンが無くなったのはものすごく残念。ここはミサト・シンジの関係が上司・部下から(擬似)家族に変わる転換点。ここが無いと、後半にこの関係が崩れた絶望感、そしてシンジがカヲル君に溺れる(笑)流れが弱くなってしまいませんか?個人的には綾波宅訪問シーンを削ってでも、こっちは入れてほしかった。

使徒の変更感想

 サキエル。なんか第“四”使徒になってますよ? TV版とは使徒の数が異なるので、リリンを第3使徒に持ってきたのかな…。
 シャムシエル。節足がキモイです。なんかセミの裏側みたい。昔はフォルムがイカ焼きっぽかったので水棲生物のイメージがあったのですが、もはや虫です。
 ラミエル。今回の劇場版で最もびっくりした点はこいつ。フォルムが変わってるぅ!! いろんな幾何学形態になっていたのは非常に面白かったのですが、防御も形態変化で行ったのはいかがなものかと。おかげで AT フィールドの重要性がかなりわかりづらくなった気がします。重要な設定だけに、ねえ。
 リリス。仮面が変わってるのはさておき、この時点でこいつの存在をシンジもミサトも知り、かつアダムではなくリリスと知るのはどうなの? 4回の劇場版で風呂敷を畳むため、ここはもう“謎”では無いように変えたのかなぁ。
 タブリス。「また“3”かい?」という台詞、これは誰の記憶なのでしょ。アダムかね?

予告感想

 なんか5号機とか6号機が出ることに…。おもちゃ戦略じゃないか?と勘繰ってしまいますね。そして人間にも新キャラが。長髪メガネの女子…前にゲーム版で出てきた娘?

その他雑感

「緊急脱出命令を受け付けない」「暴走時のログは残っていない」など、杜撰なセキュリティに腹立たしくなる自分。SE やってると、この辺が気になるのよね…。もっとも映画館ではのめり込んでいたので気にならず、思い返してみて気づいたのですが。
綾波のあのシーンで乳○の描写が!なんでだろう…と思ったら、画面サイズが 4:3 から 16:9 になったから横にもっと描き込まなければいけなかったからですね!すごいよハイビジョン。
・宇多田の歌はけっこう良かったですよ?