Tasting&Testing vol.2 科学で味わう日本酒 に参加してきた

■GW どころか土日も仕事。さすがに心が荒む…。しかし、しかし、しかし!なんとこの酒イベントの参加抽選を通っていたのです! これを楽しみにがんばるのだ!
■当日、なんとか仕事を定時で切り上げて日本科学未来館へ。 …あれ、以前にも来たことがあるような…あ、学生の時に何かの発表で来た!たしかものすごい大雨で、隣の棟のバーガーキングに行くだけで濡れ鼠になった覚えが。 バーキンは今はロッテリアになって残っていました…。
■さて、お酒が配られまして…イベント開始です。

 まずは酒の香りに関する講義。日本酒は200種以上の香りを持ち、それを分類するとバナナ/メロン、りんご/洋なし、アルコール/スパイス、木/草、米、カラメル、ヨーグルト/チーズ、たくあん系の8種類に分かれるそうです。そのサンプルをかぎつつ、実際に酒を呑んで比較してみるテスト開始。(上の写真のイ・ロ・ハ・二)
 私は…イマイチわかりませんでした。特に果実系の香りがよくわからない。普段なかなか果物を食べる機会がないからなのか…。
■次に同じサンプルを使って味の講義。まずは最近ラベルによく書いてある「日本酒度」は本当に辛口か?というテスト。結果から言うと、参加者の大多数が辛口と思った方の日本酒度が低く、あて宛にならないということに。(元々そう見せるためのサンプルだったんでしょうけど) むしろ糖度から酸味を引いた値の方が適正にわかるのだそうです。 (甘辛度なんてのもあるみたいですね)
■そして食べ物との相性テスト。

なんでも旨みというのは水溶性・脂溶性・半脂溶性の3つに分けられるそうで、それと発酵食品を加えた4種のつまみ、冷奴・コハダの昆布締め・チャーシュー・チーズでテスト。
 …うーん、こちらも「相性」というのがよくわからない。ワインとコハダには私も「合わない」と評価しましたが、これは味云々より違和感できめたような。どちらかというと好きな酒の味で評価してしまいました。 
■味覚の話。日本酒慣れしている人とほとんど呑んだことのない人とでは好みがまったく違うとか。 初心者の方の好みと、実験用ラットが好む酒とは傾向が似ているらしく、実はそちらの方が酒そのものの味の評価として正しいのではないか? 慣れている人は「情報・知識」を味わってしまっていないか? なんて話があって面白かったです。
■最後に質疑応答と、今日のテストで使ったお酒の銘柄ネタバレ。実は "2" の酒がどうにも…という味。同じ机に座っていた人も同じ感想だったらしく「メニューに"日本酒(冷・熱燗)" としか書いていない店で飲まされる酒」「葬式で配られる酒」などと酷評していたのですが… はい、某地方の有名銘柄でした。「…あー、うん、保存状況が悪かったんだよ!」などといって逃げ出す我々。
■感想。内容ももちろん、話し手の宇都宮氏、木村氏のトークも非常に上手で面白いイベントでした。 テストの方は、自分の鈍感さがわかってちょっとショック。なんとか鍛えたいですね。また行きたいニャー。
■次のイベントは日本酒フェア2009! …その日は休めるのかなぁ…。
◆情報元:日本酒のうまさは異常 「日本酒」に科学のメスが入る!
◆参考:ワールドビジネスサテライトで放送されたらしい。わし、顔とか映ってないだろなー。
◆参考:日本酒で乾杯推進会議 木村氏が宣伝していたのでこちらでも。