蕎麦屋の情景

■夜勤明けで寝て起きたら既に午後。なんか悔しいので猿楽町の松翁に行く。 ここに来るのは 2 回目だが既にお気に入り。蕎麦も旨いけど天麩羅も旨い、酒の揃えもいい。 普通の蕎麦屋の倍は高い、近所の立ち蕎麦利根そばの5倍は高いけど、レジャーと思えば安い安い。
情景その1。 今日気づいたのだが、この蕎麦屋は奥で蕎麦打ちの様子が見えるようになっている。その様子をお子様が興味深そうに見ていた。 そういえば私も子供のころは千歳烏山の行きつけの蕎麦屋でよく見ていたなあ。 細く細く切られて次々に蕎麦が作られていく様子が魔法を見るようで楽しかった。 今もその気持ちは変わらないけど、年のせいか職人さんの立場になってしまう。あんな純真な目で見られながら蕎麦を打つのは緊張するだろうに…。
情景その2。 稚鮎の天麩羅を堪能していると外人さんが入店してきた。 好事家なのか、近所の明治大学関係者なのか。 テンガロンハットを脱がずにてっこり座ったこの外人さんがどんな注文するのか、こっそり聞き耳を立てていると
"chiken & egg, hot soba"
をご所望。付き添いの日本女性の方が "That's not usual combination in Japan." と言っているのが面白かった。材料からすると、親子丼の具をかけそばにのっけたようなものか… どこかの蕎麦屋で食べちゃったのかなぁ…。
 ちなみにその後に英語のメニューをもらってご満悦でした。 どんな説明が書いてあるか見せて欲しかったなぁ、英語メニュー。