鹿児島行ってきた 1/2

「新幹線も通ったことだし、鹿児島に野球観に行かない?」 普通の人が聞くと違和感を感じるセリフ、でもこれが通常会話である我らが仲間内。まだ行ったことのない県だし断る理由もない。誘われてホイホイ付いて行ったのでありましたとさ。
朝、鹿児島空港 東京は大雨だったが、こちらは快晴ではないものの雨は上がっている模様。ふと外を見ると鯉のぼりが…うん?腹に黒の縞模様? これは…カツオのぼり?枕崎を擁する鹿児島だからかな…

空港バスで鹿児島中央駅へ。
昼、鹿児島中央駅 来たぞ鹿児島! “全県県庁名を冠した駅に行く旅”、また一つ制覇!

「あ、でも“鹿児島駅”は別にあるよ?」「え?」「ここは西鹿児島駅”の名前が変わっただけだし」
あら、なんて事だ。別途鹿児島駅には行かねばなるまい。
◆参考リンク:鹿児島中央駅 (wikipedia)
昼、鹿児島中央駅 野球の開始時間が近いので鹿児島駅に行くのはまた今度として、まずは昼飯。周辺を歩くと、おお臭う臭う!最近の東京のラーメン屋では嗅げなくなった「くさい豚骨」の匂いだ!匂いに引き寄せられるように味のくろいわ 西駅店へ。

博多ラーメンと似ているけど違う。脂の甘味を感じるスープ、少し柔らかめの麺、そして揚げネギ。付き出しの大根の漬物と一緒に軽く完食。ごちそうさまでした。
午後イチ、県立鴨池野球場 スイッチバックする市電で騎射場駅、そこから徒歩10分で会場へ。ここで初めて今日の試合が九州新幹線シリーズ」であることを知る。福岡のホークスファンは新幹線に乗って応援しに来てね!ってことなのね。 スタッフが慣れていないのか入場者捌きが遅く、試合開始前に座れないかと思ったがギリギリ入場。

 試合は様々な顔を見せる珍しい試合に。最初はホークスのパターンにはまった感じの試合だったのが、両軍のピッチャーともボールが高めにしか入らずジリジリとした戦いに。後半はグダグダになりかけたところ、小久保のケガから復帰試合でサヨナラヒット終了という劇場型。 風がひどくて砂煙が舞いまくり、2回試合が進むとホースで水撒きをせねばならない状況にもかかわらず、いやだからこそなのか、面白い試合でした。
◆参考リンク:4月23日(土)ソフトバンク vs. ロッテ(Yahoo!プロ野球)
夕方、城山。試合が早くに終わったら桜島に行こうかと思っていたのだけど、すでに17時近い。かといってこのまま夕飯に行ってホテルで寝るのには遅い…。なので間をとって西郷さんの銅像を観に行く。上野で見慣れた私服姿ではなく、軍服で銃とサーベルを持っている西郷どん。夜中はライトアップされるみたいだが、さぞ怖かろう。

 観光マップを見たらこの城山の上に展望台があるみたいなので登ってみる。…これが結構な山道。20分以上かけてなんとか到着。おお、桜島が綺麗に観える。いや、綺麗というよりは荒々しい、勇壮というべきところか。

 ここで同行 P 氏が異議を唱える。「あれはそもそも桜島なのか?」と。方角的にも大きさで考えても間違いないはず。だが桜島は活火山であり煙がモクモクしているはずなのに、あれはモクモクしていない」と言われれば、それはそのとおり。うーん、桜島ではないのか?ではなんなのか? 煙以外に何か判別の方法はないのか…と悩んでいると、まるで P 氏のセリフを聞いたかのように山が煙を吹き始めた。

ええええ!!? え、なにこれヤバいの死ぬの? 慌てている間にも煙はどんどん上空に広がっていく。市内から桜島に向かうフェリーも見えていたのだが、停まっているようだ。どうしよう…。しかし5分経っても警報もなければ避難指令も出ない。携帯ニュースを検索しても何も出来ない。…これはニュースにならない程度のもの?日常茶飯事? とりあえず見なかったことにして下山する。
夜、天文館 宿にチェックインしてから夕飯へ。郷土料理の吾愛人というお店に行く。野球場ではビールが売り切れで呑めなかったのでまず一杯。よし食うぞ呑むぞ!
つけ揚げ

・地鶏の刺身

・刺し盛り(キビナゴ首折れサバ etc )

とんこつ

味噌おでん

・串焼き盛り合わせ

どれもこれも旨い! 揚げたてのつけ揚げ、キビナゴの刺身、串焼き、どれも素材の旨み甘味が強くて旨い。そして焼酎によく合う。今まで、少なくとも刺身には絶対に日本酒!と思っていたのですが、鹿児島の醤油はかなりの甘口で、そのためか焼酎で流すのが気持ちいい。焼酎はいくつか呑んだけど“蛮酒の杯”というのが一番良かったです。
 正直鹿児島料理をナメていました。ごちそうさまでした!
◆参考リンク:鹿児島醤油の糖度を確かめる(デイリーポータルZ)
夜、朝日通。 本当はシメにラーメンに行こうと店まで調べていたのだけど満腹。宿に戻って寝る。