八丈島に行ってきた 2/3

■早朝起床。…足が痛い。合計 10km 程度の町歩きだと思ったのだけど、普段の運動不足のせいか右足がとにかく痛い。歩きすぎたか…。かといって宿で寝てては旅の意味がない。のでレッツラゴー。
朝、神湊漁港。 朝の海と山も美しい。

「おじゃりやれ 八丈島」の看板発見。「おじゃりやれ」は「いらっしゃいませ」の方言だそうだけど、すると種子島の「おじゃりもうせ」と同じか。遠く離れているのに言葉が似ている。不思議。

歩いていたら大きな建物発見。島ではまだ 3 階建て以上の建物を見たことがなかったのに、これ10階以上あるぞ。病院?宗教施設?

と思って近づいたら宮殿、もといホテルの廃墟だった。 八丈オリエンタルリゾートという、八丈島が「日本のハワイ」と言われていたころの遺物っぽい。

探検したかったけど自重。 (中に入っているサイト見つけた。…これはすごい!)
 そのまま歩いて底土港へ。ここは一日一便、東京から船が着く場所。ちょうどさるびあ丸が入港してきたので激写。

でも注目すべきはフォークリフト。この船、島にいるのは40分のみ。その間にコンテナを全部出し入れするぞ!とばかりに動きまわってました。フォークリフトってあんなに制御できるものなんだ…。

午前、三原山へ。 さるびあ丸を撮っていたら時間が無くなった。急いで神湊に戻りバスへ、そして島の南部を目指す。バスの中は、途中から乗ったおばちゃんのサロン状態。「あ、○○さんはいつもこの席だっけ。今変わるねえ」って…指定席制だったの、このバス!?
 バスの中から外を見ていると、三原山への登山道表示が。今日は足が痛いので温泉巡りにしようと思っていたのだけど、だんだん痛みが引いてきた。唐滝なる観光スポットへは一時間かからないようだし、降りていくことに。(バス停ひとつ過ぎてから戻りました)

しばらく舗装された道を上がる。で、あと 1.2km の案内有。…あれ、痛みがまた…うん、気にしない気にしない。


ここから先が完全な山道。

なんとか硫黄沼に到着。すごい、この鮮やかな深緑色!



堪能したところで次は唐滝。ガイド発見。「唐滝へは 後方、水道タンクの右側を進み、旧水道管をまたぎ、ロープ沿いに川を渡りお進みください」 ほう、ロープ。

ロープってこれですかね? …これですかね?


だんだんと岩場になっていく道をなんとか登って唐滝到着。おお、これはすばらしい! 実際の高さはそうでもないのかもしれないけど、滝壺周辺が狭いから真上に見上げるしかなく、ものすごく高く感じる。落ちる水は途中で霧のようにばらけて神秘的だ。非常に良かった。



午後、温泉へ。 滝までは何とかいったものの、下りでは右膝がほぼ曲がらない状態に。昼飯も食べてないので空腹だけど、膝の方が問題だ。これは温泉行くしかない。下山して、バス停3つ分歩いて樫立向里温泉「ふれあいの湯」へ。臨時休業中

他の温泉に行こうにも徒歩では無理な距離。先に昼飯にするか…と思ったけど見つけた蕎麦屋は平日なのにお休み。(どうも今はシーズンオフのようで、夏は休みなしの代わりに今の時期にまとめて休む店が多い模様)…おお、神はいない…。
 仕方がないので登山口まで戻り、その脇にあった富次朗商店でパンと缶コーヒーを購入。ベンチで食べながらバスを待つことに。旅行中にチョココロネを食うことになるとは想像もしなかったけど、うまいのでよし。
 …ところで八丈島、道を歩くとどこでも大きな声で挨拶されるのです。防犯目的なのだろうか。こちらも挨拶返さないと「聞こえなかったのか?」と思われるのか、何度も声をかけられるのでこちらからも挨拶します。それ自体は気持ちよくていいのだけど…食ってる時は勘弁してください。

 バスに乗って末吉温泉「みはらしの湯」へ。ここは絶景、泉質もいい! 帰りのバスまで2時間あるし、ここで膝を治してやる!と揉みまくっていたのですが…長時間つかりすぎて湯あたり。ふらふらしながら脱衣室に戻り、減量中のボクサーのごとく項垂れてました。
夜、宿へ。温泉の直後はまだ良かったけど、宿の階段を登ったらピキっと一瞬止まるぐらいの痛みに。這う這うの体で寿司屋で夕飯食べて寝る。

あそこ寿司

食べログ あそこ寿司

◆今日の徒歩距離
・宿-神湊漁港:0.7km
・神湊漁港-底土港 (往復) :2.6km
・伊勢崎商店前バス停-唐滝(往復) :4.4km
・伊勢崎商店前バス停-ふれあいの湯(往復)  :2km
・宿-寿司屋(往復):1.1km
合計、約 10.8km。