屈斜路湖の不思議な思い出

■先月の北海道旅行記を書くために色々思い出していたのですが、ふと今回の旅行ではなく、10年以上前の北海道旅行も頭にふつふつ。で、その時の妙な体験も思い出したので書いてみます。
■当時学生だった私は鉄研の旅行で北海道に。このクラブは団体で行動することはほとんど無く、宿だけ皆で泊まって昼間は自由行動というものでした。私は鉄道に興味が無いので(爆)、代わりに民族文化や衣装を色々見に各地のアイヌコタンを回っていました。
 旅行最終日に寄ったのは屈斜路湖の脇にある屈斜路コタン。資料館を見学し、飯屋で行者ニンニクの乗っかった丼を食い、土産屋でムックリを買ってみて。ある程度できることは終わり、2時間に1本のバスの時間までどうしようか…と思った矢先に見つけたのが無料露天風呂でした。風呂好きな私は当然入る事に。
 露天風呂には先客がいらっしゃいました。この付近にツーリングに来たライダーらしく、近くにバイクを止めていました。目で挨拶をしてから入湯。多少ぬるいし葉っぱも浮いていますが、それに文句を言うのは野暮。屈斜路湖大自然を見ながら風呂に浸かる贅沢、すばらしい!
 で、しばらく浸かっていると先客のライダーさんが起立。風呂から上がるのかな?と思ったら目前の屈斜路湖にダイブ! あっけに取られていると彼はそのままバタフライ泳法で泳ぎ始め、ついには見えなくなったのでした。
 その後、彼が帰ってくるまで待とうかとも思いましたが、バスの時間が近づいたので風呂を出ることに。まぁ難しく考えるのも野暮、「あれはライダーの格好をした仙人で、温泉でのぼせて湯冷ましに湖に入ったのだ」と思うことにしたのでした。
■でも今になって冷静に考えてみると、あそこは対岸まで 1km 以上はあるはずなのよねー。事故?入水自●? …あー、やめやめ。考えるのは野暮。