小橋建太復帰戦 (プロレスリング・ノア)

■鉄人・小橋、腎臓癌からの復帰戦。久々に号泣した。夜勤に行かず、何回も繰り返して見たかった…。
■特に才能があるわけでもセンスがあるわけでも無く、ただ愚直なまでに鍛えぬいた筋肉で戦う小橋。相手の技を全部受けきって、それを上回る力で捻じ伏せる小橋。熱く吼える小橋、でもリング外では天然ボケを遺憾なく発揮する小橋。この魅力あふれる小橋を嫌うプロレスファンなどいないでしょう。
 だから1年半前、記者会見が開かれた時には騒然とした。何か太陽がなくなったような感じだった。その後に手術が成功と聞いた時はほっとした。1年前、私も観戦していた武道館で復活を約束してくれた時は本当にうれしかった。2ヶ月前、復帰戦が決まった時はテレビの前で拍手していた。そして今日、である。この 546 日間、長かった…。
■試合を見る限り、スタミナがおそらく戻っていないのでしょう、セコンドに立っている時間が長かった気がします。でもチョップの音は昔のまま、いやそれ以上かも…。ただリングに立つだけでも目が熱くなりましたが、あれだけ厳しい技を受け、また今の実力を出し切る姿には涙でした。
今日のニュースによると、試合後の検査も問題なかった様子。ということは今回限りじゃない、また小橋が見れる!なんと嬉しいことか。がんばれ小橋!
■メインの小橋戦を除いても、この大会は全て今年のベストバウトだった気がします。特にセミの丸藤vs森嶋戦、二戦目の金丸・青木vs鈴木・太田戦が良かった。やはり選手も気合が入っていたし、観客も盛り上げがすごかった。プロレスは選手と観客が一体となって作ることを改めて知りました。