伊勢参りに行ってきた -2日目

朝、ホテル。昨日の豪雨が嘘のような素晴らしい快晴。伊勢湾の景色が素晴らしい。さて、今日も楽しむぞ!

 朝食バイキングだったが昨日の夕飯が多かったので控えめにする。さて鳥羽駅行きのバスは…2時間に一本でまだ先。徒歩1時間ぐらいで着くとのことなので歩いていくことにする。従業員の方が「ご不便をおかけして申し訳ありません」と言ってくれるが、とんでもないです。

 少し強めの海風が気持ちよく、ずんずん歩く。海を見るとブイにウミウが止まっていたりしてのどかだ。

 途中に中之郷駅を発見。中に入ってみるとステンドグラスが。中々いいものだ。
朝、鳥羽湾。さらにとぼとぼ歩く。鳥羽水族館ミキモト真珠島を越えてホテルから通算 40 分、そろそろ鳥羽駅かというところで「鳥羽湾めぐり」の看板が。フェリーで一周できるらしい。元より伊勢参り以外には目的のない旅、出航時間も近いので乗ることにした。

 嗚呼、やはり海はいい、船もいい。鳥羽湾の島々はきれいだし、小さくてミニチュアのようだった。 ふと船の後方を見るとカモメが追ってきている。

 何故だろうと思ったが、どうも他の乗客が餌をやっているらしい。船内で売っているコイケヤ・スコーンをカモメが食うのだ。野生の鳥に人工的な味を覚えさせるのは問題あるような気がするが…面白そうなので自分もスコーンを投げることにする。

 ひょいっとスコーンを投げるとカモメが空中でキャッチする。グライダーのような飛び方なので風の影響をモロに受けそうなものなのだが、一定の範囲内であれば完璧にキャッチする。これが面白い。投げる→食う、投げる→食うを繰り返す。スコーンが選ばれたのは、あの細長い形状がカモメの嘴にマッチするからのようだ。
 …と、気がついたら鳥羽湾を一周してしまっていた。半分以上、カモメに餌付けするイベントだった。
午前、鳥羽駅 "Canバス"という周遊バスで一気に伊勢神宮(内宮)まで行けるようなので利用することにする。
私「すいません、うちぐう行きは何時発ですか?」
職員「…ああ、ないぐうですね。」
…また読み方間違えた…。
昼、伊勢神宮(内宮)。その前の道路は一般車の渋滞がひどいことに。ここは公共交通で来ないとだめだなぁ。


宇治橋渡始式を翌日に控え、実に綺麗だ。混雑を避けてイベント前日に来たのだけど、これは渡りたかったなぁ…。 まぁこの橋の写真を横から取れるのは仮橋のある今日までなのでよしとする。

御手洗場。 五十鈴川の一部が境内に流れている。あと1,2週間したら紅葉が綺麗に違いない。

本殿をお参りして、その帰路に神鶏発見。大事にされているからか立派な体格。宮司さんがならした砂利を掘って虫を探していましたw。
午後、おはらい町・おかげ横丁さぁ、お参りの後は郷土料理を食うぞー。

豚捨の牛丼。伊勢牛うめえ。

ふくすけ伊勢うどん。 …なんというか「コシって何ですか?食えるんですか?」といった感じの郷土料理。 …ゆですぎた小麦粉玉? たまり醤油と出汁の効いたつゆは美味しかったです。

赤福本店赤福餅。上品な甘さ、柔らかい餅、旨い。 緋毛氈のひかれた縁側も風流でけっこうだ。 ただいつも土産でもらうものに慣れていて、それは付属のヘラやフォークで食べていたので、箸で食うとなんか違和感が…。
 他、組紐ストラップが気に入ったので購入。 酒蔵は甘いものの後だったのでパス…したのですが、後で食べログ調べたらおかげ横丁で一番ポイント高いところだった…。行けばよかった。
夜、名古屋。 横丁の後は猿田彦神社をお参りしてから駅へ。 名古屋の途中で「県庁所在地めぐり」をしたくなり津駅下車 (なにもなかった)。さらに勢いで岐阜駅まで行って戻った。 頭の中ではさらにこの後「喫茶マウンテン」に行く予定だったのですが…寒い。 まして冬はもう日が暮れて真っ暗で、移動をするのが面倒になったので諦め。では駅ビルで味噌煮込みうどんかひつまぶしでも…と思ったのですが、お腹もあまり空いていない。ということで新幹線に乗ってしまいました。

本日最後の食い物は地雷也の天むす。名古屋の食い物ではこれが一番好きかも知れない。
深夜、帰京。嗚呼、旅はいいなぁ。また行きたい。