種子島に行ってきた(九州旅行 3/5)

朝、桜島 泊まった国民宿舎・レインボー桜島は、一人旅の友であるビジネスホテルの狭い洋室ではなく立派な和室、おそらく4人部屋を独り占め。さらに大浴場は温泉で広く、サウナも付いていて文句なし。こういう宿には長居したいのだけど、そういう時に限って22時チェックイン、6時半チェックアウトなのだった…。
 西日本で7時前だと真っ暗。そんな早朝でも15分おきに出るフェリーに乗って鹿児島へ。後ろには勇壮なる桜島。次はこの桜島を観光したいなぁ。

 ちなみに朝飯を船内のやぶ金うどんで取ろうと思ったのですが、やってませんでした。9:00〜18:45営業の模様。フェリーは24時間なのにね、しょぼんぬ。代わりに前日の居酒屋でもらったおにぎりを食ってたら港についた。
朝、種子島西之表港 おじゃり申せー!!!

おじゃり申せー!!!

鹿児島港で乗り換えて船で1時間半、やってきました種子島。全県制覇をしたので次は離島!と思っていたけどその第一弾が鉄砲伝来・ロケット打ち上げ・ロボティクスノーツでお馴染みの種子島とは。否が応にもテンションが上がるってもんですよ!
 …なのだけど、しばし暇に。今日明日は友人と合流する予定なのだけど、それが昼前ぐらいなのです。船の時刻にちょうどいいのがなくて早めに到着、2時間暇という状況。とりあえず銀行で現金入手、そしてコンビニ58というお店でチーズバーガーとスコール入手、腹ごしらえ。スコール自体は宮崎産だけど、ロボノのせいで完全に種子島のイメージ。味は…アンバサ

空腹がちょっと治まったので街を歩く。ロボノに「買い物があるから西之表に行く」という要旨のセリフがあるのだけど…うーん、いわゆる『地方の商店街』だなぁ。高校生が欲しがるものは売ってないのじゃないのかな。
 廃仏毀釈で失われた慈遠寺跡など観ていたら、今回幹事の S 氏からダイレクトメールが。
S「もう着いてる?」
私「着いてる。そっちは11時頃に港に着くんだっけ?」
S「あ、そうだったんだけど、やっぱり飛行機に乗ることにした。」
私「…は?」
S「というわけでリムジンバスに乗って空港に来て。」
…。
まぁいつものことか。というわけで言われるままにリムジンバスに乗る。
途中、「あのケンタッキーが種子島にやってくる!」という看板を発見。そういえば離島はチェーン店がないから喜ばれるんだっけか…。(写真が撮れなかったので macaron colorsさんより拝借)

あとバスからコスモタウンというモールを見つけた。そこにマツキヨやら TSUTAYA などがあるのを発見。高校生の買い物、ここがあればなんとかなるか。
午前、種子島空港

飛行機到着10分ほど前に到着。幹事 S 氏と K 氏を待ち受ける。
「おじゃり申せー!!!」」
 種子島到着祝いに言い合ったけど、実は“おじゃり申せ”というのは沖縄方言で言う“めんそーれ”、つまり“いらっしゃいませ”の意味なので、正しいのは出迎えた私だけだ!
 せっかくなので展望台に行って写真をとる。何しろ種子島に来るのはプロペラ機なのだ。

機種はサーブ 340B。 K 氏曰く「狭くて、揺れて、紅の豚みたいだった。…やばい、なんかすごく乗りたい。
 ここで幹事 S 氏が予約してくれていた観光タクシーに搭乗。そして先に屋久島に行っていた M 氏と合流。西之表港からバスに乗ってくるとのことだったのでバス停で待ち合わせだったのですが…バスとタクシーがほぼ同着。バス停は単なる民家前なので、どちらが早く来ても寂しくて気まずいはずだったのに。奇跡。
昼、ロボの聖地巡り・その1。 ロボノをゲームでクリアしたのが4人中1人(=私)、アニメ版を途中まで見ているのが1人(=K氏)、残り二人は全く知らないという状況なのに聖地巡りへ。
 まずは主人公・海翔の通う中央種子島高校のモデル、種子島中央高校うん、そっくり。ジオタグはあそこかな…と思ってしまうゲーム脳


 中はさすがに入れないけど、隙間から原チャリ駐車場が見える。ゲーム中でもちょっと不思議だったのだけど、学校が単車通学を認めているのね。

 お次は旧空港。ロボ部の活動拠点ですね。

部活のメインとなる滑走路とか倉庫とか観たかったのだけど入れず。残念。

後ろを見るとフラウ坊ことこなちゃんの住処、のモデルとなった廃ホテル。これ、ゲーム画面まんまなんだけどなー。

タクシーを走らせて伊禮商店のモデルであるアイショップ永井へ。アイショップのチェーングループになったんですかね?


さらにタクシーダッシュ。運ちゃんに「聖地以外も見ろ」と言われて日本一のソテツを観て、コンビニ(エブリワン南種子)で軽食を買ってから宇宙ヶ丘公園へ。ここは一般人がロケット打ち上げを観るポイントの一つ(発射場から半径3キロは関係者以外立ち入り禁止となるため)。ロボノではいつも海翔が一人でゲームしているところですね。


変な塔も実在。登りたかったけど鉄柵に囲まれてたので我慢。


昼、種子島宇宙センター 来たぞ JAXA!

 来たぞ、TNSC!

 別に種子島生まれでなくても人は宇宙に憧れるものです。私は小学校に上がる前には視力が落ちてしまったので諦めましたが。
 まぁそれはともかく、予約していた施設案内ツアーへ。…バスで。一企業の敷地を回るのにバス見学ってどういうことなの…広すぎ。

まずは大崎第一事務所。現在主力の H2A ロケットの先代である H2 ロケットが展示されていました。ロボノでガンつく2を作ったのもここかな?


次は大型ロケット発射場。発射場エリアは降りてはいけないのでバスの中から見学。おお。普段は見られないらしい H 型発射台が、たまたま外に出ている、すごい! …っていうか、こっちが発射台なのね。赤白の方だと思っていたけど、こちらは避雷針なんだとか。なお発射台は打ち上げ時には煙で真っ黒になってしまうんだそうです。いいもん見た。

 最後に総合司令塔を見て解散。

 ちなみに本来、我々は翌日3/3に TNSC 見学するつもりでした。が、旅に出る前日になって臨時休館であることに気づいて予定変更しています。見学に行かれる人は早めにイベントカレンダーを確認しましょう。
午後、ロボの聖地巡り・その2。 TNSC の興奮覚めやらぬまま観光タクシーに。次は千座の岩屋。 すごい、地学の教科書に出てきそうなキレイな断層。

そしてなんと今回幹事の S 氏が干潮の時刻を調べておいてくれました。干潮時にはなんとこの中に入れるのです。ちゃんと考えて TNSC の見学ツアーの時間を選んだとか。デキる男! その写真がこちら。


そして最後は最南端、門倉岬。鉄砲伝来の碑があります。

 ここはロボノでは悲劇の…


 ここで聖地巡り終了。船の時間があるのでタクシーの運ちゃんに(法定速度内で)ぶっ飛ばしてもらう。 いや、観光タクシーって本当に効率的に観光地巡り出来ますね。
夜、屋久島。 前述のとおり、本来は 3/2 屋久島、3/3 種子島の予定だったので宿を屋久島に取っていた。このため船で屋久島は安房港へ。さらに最終接続のバスに乗ってホテルに向かう。
 宿の飯は大体はコースで、好きなものを選べないので予約なし。郷土料理が食べられる居酒屋に行こうとガイドを確認。 漁火というお店が良さそうなので最寄りのバス停で下車。が、満席で入れず。しょうがないから別のお店を探す。…って、あれ?そういえばさっきのが最終バスじゃなかったか!? 一応バスの通っていた道を行けばホテルにはたどり着けるはずだけど、なにしろ街灯がなくて真っ暗。どのくらいかというと、オリオン座の真ん中の三ツ星の下にある星がくっきり見えるレベル。
 結局、既に屋久島3日目である M 氏が前々日に行ったお店まで徒歩。暗闇の中、坂道をずーっと登って行くと注文の多い料理店に連れて行かれるのでは?」 と不安になったけど、なんとか和食の海舟に到着。トビウオの刺身と唐揚げを地焼酎「屋久の島」で流す。うまい。


後はホテルに入って寝ましたとさ。あー、今日は長かった。
◆参考リンク:
・K 氏こと、かげひさんのtwitter まとめ:かげひの速報「種子島&屋久島へ行ってきたよ!」
 …そうか、聖地巡りするなら画像比較しないとだめだよね。というわけで参考にしました。